「…すいませんが、店は全面禁煙で喫煙席はないんですよ」
彼等に向かって井ノ上君は嘘を言った。
いつも最終手段として使っている店の防御策。
「…あっそうなの?ならいいや」
「だったら最初から言えばいいじゃん…」
ぶつぶつと言ってるお客さんに井ノ上君が睨みつけた。
「何言ってんだお前ら…まだ高校生だろ?!タバコ吸うには早いし、ガキ丸出しな事言うお前等もお前等だろうが!!」
恐い目のお兄さんが珍しく切れていた。
すると男の子達はその場に圧倒され、注文せず店を出て行ってしまった…
井ノ上君の迫力勝ち――。


