「おはよう井ノ上君!」




「お!山ピーおはよう!」




井ノ上君はもう着替えていてパイプ椅子に座っていた。






「約束してたチョコ持ってきた?」



パイプ椅子から私の顔を覗いて反応を伺う。






そんな井ノ上君にチョコの入った袋を渡した。





「マジで!!!」




「あんな事言って脅したの井ノ上君じゃん!(笑)」





「いや…俺本当に嬉しい…!」






そう言ってすごいキラキラした笑顔を見せた。





「なんか今開けるの勿体ないな…終わってから開けていい?」





「うん♪好きにしていいよ…てか、そんな喜ぶものじゃないよ?」




井ノ上君の喜び様になんか照れてしまった…。