「加藤ちゃん!」



留衣ちゃんは読んでた小説から私たちの方へ目を向けた。



「あ、ごめん~つい(笑)」




「何読んでたの?」




「ん?ケータイ小説~♪」




「へぇ留衣ちゃんこういう系読むんだ~」



「うん!オススメだよ♪」




「私も読もうかな…♪」




するとえりに



「ちょっと2人とも!今日は何しに来たのか忘れてない?」



ってさっきまで広げてた料理雑誌を、留衣ちゃんに渡した。



パラパラってめくって中を確認してる留衣ちゃん…。




「だけどまずあいつの好み聞かないとね…。弥生ちゃんはどう?」



「私もまだ聞いてない…」



「えりちゃんは?」



「私は去年もやったからね♪好みは把握してる」



「あつ君だっけ?超ラブラブだよね♪♪」



そう言うとえりは普通に認める。