「先生寒い……?」 「ん…寒い」 2月の夜には当たり前の冷たい風。 「こうしたら寒くない?」 私は先生の両手を自分の両手やほっぺに当てた 指の先は赤くなっててかじかんでいた。 「弥生ありがとう。暖かい…♪」 先生からギュッて抱きしめられた。 安心感…。 この場所も助手席と同じで私の指定席。 「先生…好き」 私の心からの告白を先生は唇に返してくれた…。