駐車場の1番奥に先生の青い乗用車があった。




――ガチャ




「先生ごめん!お待たせ!!」





「お疲れさん!どうした…走って来たのか?」




――バタン




「うん…ちょっと遅くなったから…。篠塚先生は帰ったの?」





「あぁ。面白かったって言ってた」





「先生って篠塚先生の前じゃなんか雰囲気違ってたね♪なんか可愛かったよ(笑)」





「可愛い?(笑)
俺が~?嬉しくないよ!!」




そう言って先生は私のほっぺをプニッと摘んだ。




「褒めてるのに~(笑)」




褒めてないよって言い返すと、先生はエンジンをかけた。