聞いちゃダメだったのかなって思いながら私はそこから離れてバックヤードに戻った。
厨房に立ってるチーフやアルバイトの子に閉店を告げると、2人は最終衛生に取り掛かった。
そして、井ノ上君は衛生を終えていてレジの所に立っていた。
「ラストオーダー聞いた?」
「うん!なしだって!」
「そっか…」
それを聞くと井ノ上君はレジの中のお金を計算し始めた。
「あのお客さん達知り合いだった?」
「え…うん」
「何話してたんだ?」
「いろいろだよ」
「何だよいろいろって(笑)」
井ノ上君は画面から目を離して先生のいる方に顔を向けた。


