「おっす!山ピー♪」
私が髪のセットを鏡の前でしてると従業員用出入り口から井ノ上君が来た。
――あれ?なんかこの間より元気…?
「おはよう…井ノ上君あれから彼女とどう?」
てっきり彼女とはちゃんと話し合えてると思ってた…
だけど井ノ上君の表情が変わってた。
「…やっぱりまだ?」
「うん…でも大丈夫」
井ノ上君は心配するなって言って私の頭をくしゃってした。
鏡を見るとさっきまでしてたセットが崩されてた…
「あ~~~?!せっかくセットしたのに~~ッ!!」
もうこっちは心配してるのにすぐ意地悪するんだからッ!!
だけど、鏡を見て髪を直してると私の後ろに
また切ない顔をしていた井ノ上君を鏡越しに見つけてしまった…。


