「ん?誰かいんのか…?」



先生に気付かれて壁の奥から出てきた私。



「…弥生…!?」



「ごめん先生…私あの…」




「何しに来たんだ?」


がらりと変わって冷たい先生の表情。


「あのね…えっと……」


先生の気持ちが知りたい…


勇気出さなきゃ、前に進めない…!!


ちゃんと言うんだ…!!



「私…ね、あの電話じゃ理解出来なくて…だから、先生の気持ち…直接聞かせて…?」



勇気を振り絞った…。