「これ…テレビでやってるやつじゃない?」




「…ああ~♪生チョコね!初心者マークも付いてるね!」




「可愛いな~ねぇこれにしようよ♪
他の見てても全然ピンと来ないんだもん…」




えりはそのページにドッグ・イアーを付けた。





「私はいいよ♪じゃ留衣ちゃんにも聞いてみよ?」



「うん!」




私は留衣ちゃんに『生チョコに決まりそうだよ!』ってメールを打った。



メールを送って待ってる間、他のページも見ていた






――…それから数分後



留衣ちゃんから返信が来た。




「『OK♪生チョコなら私達でも作れそうだね!ナイスチョイスじゃん♪』だって!
留衣ちゃんからもOK出たし、これに決まりだね!」



「やった♪」






生チョコ――。





これが彼氏に送る



私達の最初の手作りバレンタインチョコレートになった。