「でも卒業しちゃったんだもん…」




「弥生って本当自動車学校が好きなんだね~~♪
てか、動機は先生だけどね(笑)」



えりは呆れたような、関心したような感じで言ってきた。




「あ、あつ君甘いの大丈夫だって?」




「うん!甘いの大好きだって」





「そっかよかった~♪」




「あっ加藤ちゃんからメール来てたよ!『篠塚先生も甘いの好きだった!』って…(笑)」




そう言うと、携帯のメールを見せてくれた。




「本当♪…って、えり何笑ってるの?」




「なんか想像しちゃって…ほら篠塚先生って私の担当だったじゃん?
あの先生が甘いの好きって柄に見えなくてさ…(笑)」



うーん…


分かるような分からないような…



「どれ作る~?やっぱり初心者でも作れる奴がいいよね!」




雑誌をペラペラめくっていくえり。




するとあるページでえりの手が止まった…。