「弥生はそのままでいい…そのほうが魅力的だよ」




気付けば目頭が熱くなっていて、瞬きすれば涙が落ちそうな程だった…





頭を撫でる先生




「そのままでいいよ…」



「でも…っ」




「それに!…釣り合うとか釣り合わないとか、好きな奴と付き合うのに必要なのは人選びじゃなくて、一緒に成長することだろ」




真顔な顔で私を見つめる先生




「…ごめん…な…さい」





「ん!」



納得すると先生はまた私の頭を撫でてくれた。