「私ね…先生の事本気で大好きだったんだよ…」





「……そうか~ありがとう」




「ねぇ先生…私がこれから彼女になる見込みはありますか?」





ふざけて言ってない事が分かる真っすぐな目。





でも…



「ないよ…だって彼女いるから」




俺にはあいつがいる。




「…私、でもすぐになんて先生の事諦められないから……」





好意は教官としてなら嬉しいけど、俺を「男」として見てるなら何もしてやれない……。





「……地道に頑張ってくれよ…じゃあ…」




俺は教官室のドアに手を掛けた。





「バイバイ…先生」




山岡さんの顔は見れずにそのまま教官室に入った…。