「天気予報通りで良かった!」



あたしは下校途中で雨がふってきたので傘をさした。



歩いていると…


小学生が雨宿りしている。


傘ないのかな?






「はい、これどおぞ」


困っている女の子に傘を差し出した。



「これ…お姉さんの傘なのに……いいの?」



カワイイ女の子は小さい声で言った。


「お姉ちゃん、もうひとつ折りたたみ傘あるから大丈夫だよ。使って?」



ニコッっと微笑むと女の子は


「ありがとう!綺麗なお姉さん!!」



そういって笑顔で去っていった。




綺麗…?


小さいのにお世辞なんて覚えるなんてすごいなぁ。



カワイイ子だったなぁ。




さて。


雨がやむまで本でも読んで雨宿りしよう。



そう思ってかばんから小説をだそうとした。















その時




「何してるの?」



突然頭上から声がふってき。



顔をあげるとそこには…












転校生の彼がいた。