私と亜美はマックから
出て川沿いを歩きながら
家に向かっていた…。

「んでね!!下浦がさ〜」

亜美は嬉しそうに下浦の
話をしている…。
私もいつか亜美みたいに
好きな人のことを
嬉しそうに話してるのかな?

「栞も頑張りなよ!?
栞の好きな人とかぁたし
聞いたことないからさ!」
「あっ!!あたしいないよ!
付き合ってる人も
好きな人も…」

亜美は目を丸くしながら

「今まで一度もないの?」

私はその亜美の言葉に
すごく戸惑った…。

「一度だけ…ぁる。」

私は少し迷ったが
初恋の話を亜美に話した。