「は、な、し、てよーーー!」 私は三枝に 強く握られた腕をふりほどいた。 「櫻衣さん、どうしたんですか?」 文化委員長さんが言った。 「本当に、櫻衣さん、 どうしたんですか? ただ、僕は握手しただけなのに… 心害だなぁ…」 さ、三枝っ お前のせいだろがー 「いえ、寝不足で…」