私は顔を上げた。

「こんな時間まで何してんの?」

「えっ………」

「その顔だったら
知らなさそうだけど、
一応自己紹介しとこうか?」

私の目の前に立っていたのは
すごく身長の高い男の子だった。

見覚えのない顔ー…。
と、いうか、

私、普段マンガの
男の子にしか興味ないから
いちいち顔覚えないしっ!

…ってそうじゃなくて…