何いってんの、拓也と私は親子絶対そんな事あり得ない。



嫌、そんな事あってはならない。



拓也の私に対する愛情が、そこまで深いものとは思わなかった。



何故か体が震えた。



「俺は本気だから、俺は本気で美園を愛してる、だから美園を一人の女として、愛する事が出来る。他の女を抱いても全てが美園と重なる。美園でないと駄目なんだよ。」




拓也間違ってる。



拓也気付いてよ。



私は拓也を男として見れないし、拓也に抱かれたいなんて思わない。



拓也も本当は分かってるよね。



私たちが結ばれる事はないって。



わざと気付かないふりしてるんでしょ。



拓也お願い目を覚まして!



目の前が霞んで何も見えない。