「早瀬係長は良い人だよ。私には凄く優しいし、



多分私を裏切ったりはしないと思うの。



年齢はかなり年下たけど、あまり感じないんだよね。


しっかりしてて頼れる感じなんだ。」



拓也が難しい顔をした。



『課長から聞いたけど、早瀬谷田合成の社長の息子なんだってさ。



谷田合成って大きな会社だよ。



早瀬はそこ社長になる人間なんだよ。



早瀬の親が美園との結婚認める訳がないと思う。



又美園が傷つくのを見たくない。』



そうだった。



現実は厳しいそう簡単には行かないよね。



ああ、もう嫌だ頭痛いし気持ち悪いし、



こうなったらひたすら寝るしかない。