拓也が正木と握手をしている。



良かった。



きっと話しが良い方向に行ったんだ。



拓也が正木のグラスにビールをついだ。



本当に良かった私は涙が止まらなかった。



早瀬係長が優しく私の肩を抱く。



『美園良かったな。拓也が分かってくれて、俺も嬉しいよ。


後は拓也に俺たちの交際を認めてもらうだけだな。』



え、私たち付き合うんだったけ?



『美園まさかおまえ忘れていないよな?


夕べベットの中で俺と付き合う事承知しただろう?』


ええ、そうでしたっけ?



私飲み過ぎて、覚えてないんですけど。



呆れ顔の早瀬係長。



『じゃ、美園は何で俺とエッチした訳? 』



急に辺りが静かになり、早瀬係長の声が響いた。



隣にいた相羽君が、「いつから二人そんな関係なんですか?
美園さん落としたの早瀬係長が初めてですよ。


さすが早瀬係長手が早い。」




相羽君はかなり酔っているようで、



ベラベラ喋りだした。



思わず固まる早瀬係長と私。