「・・・・失踪?」


ふとつけたテレビ
いつもは気にならないのに


あのニュースは頭から離れない


「・・あたしの、学校の、・・・」


ガシャーンとマグカップが割れる音


「あたしをっ、虐めていたヤツが!!失踪!?くくっ・・ふは、はは、あは!あははッ」

狂ったあたしを止める人はいなくて。


―そう、このときのニュース
あたしの通う高校の同級生が謎の失踪をしているというニュース


「そう、神様はあたしを選んだ!
あは、あたし、神様に許してもらえた!
あいつらはダメだ!
あたしが、あたしが・・・」