喋ろうとしない私に啖呵を切ったようだ。 『あの子』の頭を持ったまま私の横にやって来て私の1つに縛っていた髪を上に引っ張る。痛い。 そして私の耳元で喋る。 「どうなんだ?感想は?」 「――――――」 異端審問官は顔を歪めて、 「お前をすぐに火炙りの刑にするぞ。しかし、それでは面白くないからこうして時間を 持たしていると言うのに・・・・」 やめて―――もう聞きたくない――――