500年の復讐




 異端審問官はあの時の笑顔を浮かべている。
「これから、この魔女、サーシャ・サユベルの火炙りの刑を執行する。」

 異端審問官は私を見下ろし、
「いいかな?サーシャ」
「―――えぇ」
「よし、この階段を上るがいい。もう下りることのできない、死の階段を」

 私はゆっくりと、しっかりと上った。
 上ると男が私に油を浴びさせた。
 冷たい。
 匂いが強くてくらくらする。
 異端審問官の後ろには松明を持った男がいる。そして3人の男たちで私を木の幹に縛り付けた。
 藁で私を包んでいく。男が油を撒く。