イメチェンした。


トレードマークみたいだった茶髪の髪を、凜花と同じ色にした。



あは……どんだけ凜花なんだか……



やっと、凜花に触れられた……

そりゃあ素直に嬉しいさ。
2ヶ月も放って置かれたんだからな……



鏡の前で1人ニヤけていると、インターフォンが鳴った




玄関まで出迎えた俺を見て、驚いた凜花…




…何だよ…



「変?」



「似合うけど…」



なら、突っ込むなよ……

「陵弥…上着脱いで」


「朝から…」

「ヤりませんッ!」


チッ…冗談だろーが、睨むなよ…朝から怖ぇ……



上着を脱いで凜花に渡すと。


嬉しそうに、ボタンを縫い付け始めた。



その様子に自然と笑みが溢れる。




ボタンを付け終えた上着を、俺の目の前に差し出す凜花の手を握り。



引き寄せて、唇を合わせた。


あー…凜花に触りてぇ……

俺だって健全な男の訳だし、朝だし……




「凜花ちゃーんサボろ…」



って、肩に手を回すと…



「イーヤだ!サボリたかったら陵弥1人でサボれば!」



って、交わされた…




ったく…