私は迷った。

でも体は正直だった。

私の足は、あの公園に向かっていた。

君に会いたい。

気持ちを抑えることができなかった。

どんな悲しい結果が待っていてもいい。

私は君に会いたい。

もう決めたんだ。


走れない私の、心臓に負担のかけない程度、でも一生懸命、私は歩いた。

公園には・・・


見慣れた、会いたかった彼が、いつものベンチに座って待っていた。