LIVE LIFE LOVE

「それでは行います。位置について・・・」


足をスタブロにかける。緊張のピークだ。


心臓が高鳴る。
異常なくらいに音がする


「ヨーイ・・・バン!!!」

レースがはじまった。


体を低い位置から高い位置へと、段々からだをあげていく。


風をきる。
足を回す。
腕を振る。

周りには誰もいない。


私は一番だった。

このままいけば一位になれる。

体がつかれはじめる七十メートル付近。

だけど、私のテンションは高くて、ぐんぐんとスピードをあげる。

いける!!!

と思ったその瞬間だった・・・