「いってぇ!」


「我慢してよ」




傷口を消毒してる千帆は
いつになく真剣だった。



「で、何があったの?」


「なんもねぇって…」


「やだ…教えて」



こんな可愛い顔したら
全部話したくなる。


でも………。




「千帆が心配する事じゃねーから」




俺は千帆に抱きつく。
顔を真っ赤に染める千帆。


「もう、ごまかさないでちゃんとはな……んっ////」



千帆の口を塞ぐ。



ごめんな…千帆。


今話してしまうと、お前を気づつける事になってしまうと思う。


千帆は優しい性格だから。





俺はずっとお前のそばを
離れないからな…。