学校の帰り道。


俺達はいつものように
2人で帰る。



もちろん、千帆を家まで
送る。




笑顔で手を振る千帆を
すごく愛しく想う。




振り帰って自分の家の方向に歩き始める。


「彼氏くんじゃん♪」


声のした方を向くと
昨日の俺の苦手なやつが
手を振ってこっちにくる。


「見送り?優しいねー」




俺のかんだけど、
こいつは千帆の事好きだ。

俺と同じように

俺と同じ目で


千帆を見ている。




「千帆とは将来を誓いあった中だから」



やっぱり、こいつ千帆の事……





「どーせ、キスまでしかいってないんだろ?」




俺の事を見下すように
見てくる。