思った通り、俺が選んだホテルを千帆は喜んでくれた。


それも、想像以上で。



「こんなすごい部屋、私なんかが泊まっていいの?」


窓からの絶景を見下ろしていた千帆が、こっちを振り返って言った。



「当たり前だろ。俺は千帆のために選んだんだから」


すると千帆は



「ありがとぉ!優介、大好き♪」


ってすごい笑顔で言った。


その笑顔が
俺にはたまらなく愛しくて。


気がついたら千帆を抱きしめていた。



「千帆…絶対に離さないから……」



「うん、絶対離れない…」



俺達は深いKISSを交わした。



とてもとても甘いKISSだった。