サクラサク -SAKU-

「えっ…」



ゆっくりと振り返った俺は、驚いて目を見張る“君”を見つめながらニッコリと微笑んだ。



「今…の…」



そして一歩、一歩、



ゆっくりと近づくと君の髪へと手を伸ばした。