「 いった〜い(泣)」

あたしの名前は藤堂ハルヒ。今日はバレー部でスパイク打ってる時に足捻ったから病院に来ている。

「ハルちゃん大丈夫?」

「…大丈夫じゃない」

「ぇえどぉしよ〜う」

このアタフタしてる可愛い子はバレー部マネジであり幼なじみの日向杏。あたしは物心ついた時からこの杏と一緒にいる。

「藤堂さん藤堂ハルヒさ〜ん。外科診察室へどうぞ〜」

「よしっじゃあ杏、ちょっと待っててね」

「うん。ハルちゃん行ってらっしゃい(^-^)」

ーー30分後

「ふぅ〜おーい杏!終わったよ〜」

アレ?杏?どこ行ったんだろう?あっ居た!

「おーい あ…」

杏は男子と一緒だった。しかもあたしの知らないヤツだ。

「あっハルちゃん!終わった?お医者さん何だって??」

「ただの捻挫だって。ところで誰あんた」

あたしは男子に聞いてみた。するとするとその男子は、

「お前こそ誰だよ。つーか人に名前を尋ねる時はまず自分からだろ。」

何コイツ!?ウザッ!

「…あたしは藤堂ハルヒ。はい名乗ったよ!つぎはアンタの番!」

「オレの名前は三崎翔。藤中の3年だよ。」

「杏とはどういう関係なの??」

「友達だよ。ただの。じゃあな藤堂ハルヒ。もう二度と会うこともないだろうけど!」

そう言って三崎翔はあたし達の前から姿を消した。これが三崎翔とあたしの最悪の出会いだった。