「べつに、誤らんでもぇえよ。」 海斗はその女の子の様子に態度を変え、 少し微笑みながらアミを手に取った。 「海斗――!どこにいんねん!」 宏が遠くから海斗を呼んでいる。 「友達が呼んどるから行くわ。」 「ぅ‥うん。」 海斗は女の子に手を振り走って行った。