女の子は海斗の隣で犬とじゃれあっている。 その横で海斗はアゲハ蝶に逃げられた せいか、不機嫌そうに立ち上がり、 お尻についた土をはらっている。 「ぁ。‥君が‥‥この‥子を‥見つけて‥くれたの?‥‥」 女の子は恥ずかしいがりやなのか、 顔を真っ赤にしてこっちを見て言った。