【短】自意識過剰恋愛

「……俺は…好きな子へのメッセージを書くかな」


ドクン


ドクン


「好きな子…?」


「うん。俺さ、実はずっと片想いしてるんだ」


ずっと!?


あたしが大志の視線に気付いてから、まだ一ヶ月も経ってない。


それって……あたしじゃない!?


嘘だ!!そんなの絶対嫌!!


「嫌だ……」


「は?」


「好きな子なんかつくらないで!!今までみたいに、あたしだけを見ててよ」


気付けば目に涙をためて、意味不明なことを叫んでた。


でも本音だもん。


あたしと目が合って、赤くなってほしいんだもん!!