「…そうか…聞いたのか…」 博和は光を待っていたようにソファーに座っていた 「…旦那様…自主退学って…」 「…長橋家からの資金援助の話しは知っているな?」 「はい…新事業の件ですよね…」 「その資金援助には条件があった…それが…由乃の退学だ……長橋の令嬢が…あまりよく思っていなかったらしいな…」 (あぁ…歓迎会の…) 光は由乃がピアノを弾いたときを思い出した