時には、こんな始まり方も

恥ずかしがる私を抱き締めたままマサ君は耳元で囁いた。



「今日こそ雫は寝ないでね?身体も全部、俺のものにしていい?」


顔こそ見えなかったけど、真剣な声で囁かれて反論なんて出来るわけない。



マサ君の腕の中で、私はただ頷いた。


囁かれた耳まで真っ赤になりながら。




〜end〜