顔を合わせる前に出ていっちゃおうかな……。


そんな事を考えていたら、
ガチャッ!

バスルームのドアが開いた。



きゃぁ〜!!!もう駄目!!
怖くて、ドキドキして、顔があげられない!!







「起きたんだ、おはよう雫。」


え?この声。

聞いた事のある、私の大好きな人の声だった。


「マサ君?」