「話しは終わったかな?じゃあ、帰ろうか」 下げていた頭を上げながら時計を見ると、6時5分前。 結構話していたんだな、と思いながらも、教室に鞄を置きっぱなしだったことを思い出した。 「あ…、教室行かなきゃだ」 「ちぃ?どうしたの?」 「鞄。教室に置きっぱなしだったわ」 「一緒に行こうかぁ?」 「ううん。大丈夫よ」 「そう?じゃあ、途中まで」 「えぇ」 カチャとドアを開け「バイバイ」と中にいる雄太郎とタクに告げた。