『新生徒会副会長を任命されました、2年、笠井みどり(かさいみどり)です。
このひねくれた会長をサポートし、私自身の力も出し尽くしたいと思っています。
よろしくお願いします』
ショートカットの黒髪、身長150センチにも満たない小柄に可愛らしい顔立ちを持っているミドリは、私の親友だ。
外見からは想像できないが空手部に所属している。
「…ひねくれてて悪かったわね」
「アハハ!楽しみだね、会長さんっ!」
「何をどう見たら楽しいって感じられるわけ?4人よ、4人しか役員いないのよ?」
「暇より忙しい方が楽しいのっ!ちぃは少し難しく考えすぎ。なんとかなるからダイジョーブ」
何が大丈夫なんだかさっぱりよ。
4人全員の挨拶を終えステージから降り旧生徒会役員の先輩方の前に並んだ。
『生徒会役員お疲れ様でした。
今日から、この4人で私達らしい新生徒会を築いていきたいと思います。
ありがとうございました』
私が代表してお礼を言い用意しておいた花束を渡した。

