「それより、美羽子ちゃんはさ、いつからお休みするの?」
「えっ?!」
驚いたのと不思議に思う気持ちが入り混じった表情を向ける村上先生。
この人はバレていないとでも思ったのか?
ミドリが、後ろにいる村上先生に向き合いビシッとお腹を指差した。
そんなミドリの行動に、目を見開いてぱちくりさせる。
「……お腹が、どう…したの?」
「村上先生まだ嘘つくつもり?」
目を泳がせて「え?」と、とぼける様子に笑いが込み上げてきた。
笑いが押さえ切れずクスクス笑っている私を横目にミドリが、
「あ・か・ちゃ・ん!
いるんでしょ?美羽子ちゃんのお腹の中に」
「――っ!え?だ、ぅえ?な、ぇえ?!」
動揺しすぎて何を言いたいのか分からないが「何で知ってるのっ!?」と、言いたいのだろう。
「美羽子センセーそんなに慌てないでよ」
「〜っ!だって……、まだ生徒の皆には言ってないのに……」
「バレバレだけど?」
「うそー……。いつから知ってたの?」

