「何するのよ!」
「何って……そりゃ、千紗を襲うつもりだけど?
…もしかして、嫌とか言っちゃう?!」
「当たり前よっ!こんな早い時間からっ!」
「だってさっ!最近全然してないんだよ?
毎日同じベッドで寝て俺が我慢できるわけないだろ?!」
「それは、タツキが夜遅くに仕事が終わるからできないの!」
「だから、早い時間から今まで我慢してきた分をしようと思ってるんだけど?」
「嫌ったら嫌っ!
せっかく、夕御飯作ったのに!
しかもまだお風呂にも入ってないのよ?!」
「じゃあさ……
ご飯食べて、風呂入ったら良いんだな?
そういうことだろ?」
「そしたら……
好きにすればいいじゃないっ!!」
「言ったな!覚えとけよ!
千紗が、嫌って言ってもやめないからなっ!
よしっ!ご飯にしよう!」
すっかり元気になったタツキは、急いで私の上から退いてキッチンへ向かった。

