翌日。あらかじめメルアドを教えていた純からメールが来た。 <今日、会社に来い。絶対だぞ?創也もいるから。今からな!> …怖い。創也に会うのが怖い。 「終わりだ」って言われたらどうしよう。 「宮根さんが好きだ」って言われたらどうしよう。 絶えられない。私、ダメだなぁ…。創也のこと、一個も信じてない。 …大丈夫。行かなきゃ。逃げちゃダメ…。 もやもやする気持ちを抑え、沙羅は家を出た。