依存症は誰にでも起こる身近な一種の病気。最近では携帯依存症やゲーム依存症など電子機器に良く見られるその禁断症状。食べ物にその狙いが行くこともある。
机の上に広がる大量の包み紙の山がそれを証明している。一般人の1日の平均摂取がどれくらいかは知らないが、明らかに異常なことは確かだ。ゴミ箱に収まらないその包み紙が部屋に溢れる。彼女にとってはゴミであるそれすらも惜しい。ほのかに残る香りに自然と頬の筋肉が緩んだ。
思春期に当たるはずの彼女の年代では控えるであろうその依存の対象。
彼女にとっては必要不可欠であり、精神安定剤、ストレス発散でもあった。






その依存の的、









チョコレートは。