次の日~




スッゴく憂鬱、
メッチャ恥ずかしい
思いで
登校した私。




……って???




拓さまが……
拓さまが……




私の編んだマフラーを
巻いて登校……ってか、
嘘でしょ?




これって現実?夢?



何度も何度も
目を
こすっていた私の前に、
やけに長いマフラーを
何重にも
首に巻き付けた拓さまが
やって来て……





「これって、
1人じゃ
長過ぎんだよね」





って、余った部分を
私の首に
巻き付けた。





「愛利~愛利
~ってば、
わ、私……私……
つ、月旅行……
と、特賞に
あたってしまったよ!」




       end