~秋side~ 秋は走った。 向かった先 は例の公園。 渚と夜をともにしたあの公園へ。 もう夕方で 秋が公園に着く頃には 赤い夕日が水面に半分沈んでいた。 ーここにいたら安心できる。 秋はブランコを漕ぎ出す。 ーウチとアンタの心がつながってるのなら・・・ きっとアンタはここにきてくれる。 そうでしょ・・・? 秋は耳にイヤホンをつけ 音楽を鳴らした。