「触んないで!!!」

秋はその手を払いのけた。


「・・・・・ひどいよ・・・・」


秋はそういって公園を立ち去った。



後ろから自分を呼ぶ声を無視して
ひたすら暗い夜道を泣きながら走った。



家にかえって
パソコンを開くと
渚からのメール。


『さっきはゴメン・・・』


秋はそのメールを見ると
パソコンを閉じた。

そしてさっきの出来事を思い出す。


陸也と楽しい時間を過ごした後なのに
こんなことがあるなんて・・・

秋はそのまま眠りについた。

複雑な夜だった。