二時間目が終わり、10分の休み時間にはいった。 窓の外を覗いてみる。 あたしの席は窓際の前から四番目というなんともいい席。 だから窓の外もよくみえる。 昼休みじゃないから平板にはほとんど人はいないなぁ…… と思ったとき。 「ん……?」 人影がひとつ見えた。 大勢を低くして、キョロキョロしているいかにも怪しいヤツ。 不審者……? 少し体が震えたとき、その怪しい人影がこっちを向いた。 あれ……? 「石田……?」 なにしてんの。