【短編】HIKARI




安心した顔の石田。


あたしも見つかったことと、石田の安心した顔をみて自然に頬がゆるむ。

よかった………


その上履きの持ち主の子も喜ぶだろうな。



なにより石田の努力が実ったことが嬉しい。


これで石田はしばらくの間生徒たちのヒーロー。


よかったじゃん。




「あと……」


石田がこっちを向いた。



「ありがとう。アユ。」

「え………?」



なにが………?











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