「泣き止めよー……」 石田の手があたしの頭を優しく撫でる。 その手はすごく温かかった。 「石田そのもの………」 「え?」 「な、なんでもないっ」 なんか照れてしまった。 照れ隠しにあたしは勢いよく後ろに下がった。 そのとき ドンッ! 「おわ!?」 たくさん積まれたダンボールの山にぶつかってしまった。 次々に落ちてくるダンボール。 ちょっと……埋もれるって!! 「ぎゃーーーっ(汗」 .