ひとりでずっと探してんの? 他の教師は協力もしてないのに? あきらめないで ひとりの生徒のために ここまでする石田。 誰にも助けを求めないで ただひたすら探して―――――――― そう思うと、 熱いものが胸にこみ上げてきた。 「な……んで…?」 気がついたら口から出てた。 「なんでそんな一生懸命なの!?」 ひとりで ひとりだけでひたすら探して。 「もう探さなくていいじゃん!!」 「アユ…?」 .