「なにしてんの。」 古くなった物や使わない物が置かれている倉庫。 そこにヤツはいた。 「おぉ!アユ。」 あたしの顔をみて驚いた顔をした石田。 ………ていうかあたしのほうが驚きなんですけど。 この倉庫に人はめったにこない。 来るとしたらなにか置きに来るときだけ。 でも石田がなにかを置きにきたようにはみえないし。 「なにしてんの?」 あたしは不信感を抱きながらきいた。 「んー?上履き探し。」